よく"腹を割って話そう"なんて言い方をしたりするが、これはつまり本音を言い合おうじゃないかという意味であろう。
本音を言い合うというのはなかなかに勇気が要る。
自分の本当の気持ちを相手に伝えたのに、相手がそれを馬鹿にしたり非難したりしたらと考えるとなかなか言い出せないのも頷ける。
実際、本音をぶつけた場合つい本気になって語気が荒くなるなんてことはよく見かける。
傍から見てればそれは喧嘩以外の何物でもなく、雰囲気が悪くなるからやめて欲しいと思うのが普通なのかもしれない。しかしだからといって本音を言い合うのを禁じていまうとしたら、それはあまりにももったいない。


悪いのは喧嘩腰になる奴らであり、本音を語ることではないはずだ。


互いに相手が何を考えているかを確認できれば、次回から相手へ深くて濃い理解を示せるようになり、短時間で効率よくコミュニケーションが取れるようになるはずである。
また、相手への理解も深まるからより分かりやすい関係だって作れるはずである。
なのにみんな中々腹を割って話そうとしない。
まぁ理由もいろいろあるだろうし、なんとなく想像もつく。
例えば、いちいち相手と本気で話をしていたら凄い疲れるとか、相手の人間性が信用できないとか、怖いとか。
そしてメリットが確実に感じられないというのもあるかもしれない。
本音で話したのに、結局得られたのはどこまでも信じられない相手と居たたまれない雰囲気だけ…なんてことを想像するかもしれない。


でも実は語気が荒くなって喧嘩っぽくなってしまうこともあっても、ちゃんと互いが"そういうものだ"とわかってやっているならば、最終的には丸く収まるのではないかと思うのだが。
言い換えれば、"感情的に"なっちゃだめなのだ。
餓鬼じゃあるまいし、自分の意見が通らないからといってムキになるようなやつは今すぐ小学生からやり直すべきだ。そういう連中に対しては、"感情的になるな"と忠告した上で直らないようなら叩き出すなりなんなりしなくてはいけないと思う。




とまぁ、長々と語ったが早い話がもっとみんな大人になって仕事できるようになろうと言う話である。