大学祭の楽しさってなんだろう。
正確には大学祭を作ることの楽しさか。
大学祭に限ったことではないけれども、大学祭の楽しさは突き詰めていくことにある。
やりたいことをできることギリギリまで突き詰めていく、その極限へ向かう感覚。
これはちょっとやそっとじゃできない。もうできないと思ったところがスタートだからだ。自分の限界だと思っているところで常にフル回転しつづけるのは大変苦しい。全力疾走をしつづけるようなものだから。
でも俺はマゾだから苦しい方が面白い。逆境こそ俺の住む世界だと思ってる。

だからいつも単位を落としてギリギリまで切羽詰ってる。
おっと話がずれた。

自分の請け負った企画をどこまで面白くできるか。それは本当に面白いのかどうか。常に自己批判を繰り返して、誰かに批判させて練り直す。その積み重ねていく作業こそ大学祭の面白さだ。

もちろん仲間とのレクやらコミュニケーションも大事だけど、そんなことはこれに比べれば定食についてくる漬物くらいの価値しかない。
だから、俺は一片の悪意の欠片もなくただ現役の人たちに問いたい。「本当にその企画面白いと思ってるの?」
彼らはどう答えるのだろう。